ちまちまちくちくミモザ。

これを作ったのは、娘さんが4ヶ月くらいの頃。娘さんが眠っている間、さて一息つこうとペンタブを持ってもなんだか集中できなくて、迷い線ばかりのキャンバスにがっかりする。じゃあ読書でも、と本を開いても文字が滑って頭に入ってこない。そんな風にうだうだやってると、そのうち娘さんが眼を覚ます。

娘さんは毎日よく飲んでよく眠ってくれて大分楽をさせてもらったけれど、やっぱり少しずつ疲れが溜まっていたり、手探りの育児に緊張していたんだろうと思う。

そんなこんなで何かに深く没頭できないことが毎日ふんわりとストレスだった頃に、お母さん友達がやっている刺繍教室のイベントに遊びに行く機会があり、大好きなミモザの図案を手に入れた。

初めての刺繍で、合ってるんだか合ってないんだか分からないままに一針一針縫い進めると、とりあえず縫えば縫っただけミモザが咲いていくことが気持ち良くて、作ることの楽しさが少しずつ戻ってきた。今は、刺繍枠に入れたまま壁にかけている。多分、宝物になる。