11~12ヶ月、そして1年の進捗。いやはや色々なことがあったなあ、記録しておいてよかった。

一歳を迎える一週間前、夫さんが一晩不在の日があって、久しぶりに娘さんと2人きりの夜を過ごした。
私が布団に入った気配で少しぐずり出したので、横になったまま抱き寄せて大きな呼吸を聞かせて落ち着かせる。
一年前、腕にすっぽり収まっていたぐにゃぐにゃした娘さんは、両手からどっさり溢れる大きさと逞しさになっていて、おっぱいの甘い匂いは子供のそれに変わっていた。

ああ、「赤ちゃん」が終わるんだなあ と、胸がぎゅうとなった。

新生児期、娘さんの泣き声で夫さんや手伝いに来てくれていた義母を起こすのが忍びなく、毎晩娘さんと2人きりで別の部屋で夜を明かしていた。
夜中に何度もふえふえと泣き出す娘さんにおっぱいをあげて、換気扇の音を聞かせながらゆらゆら揺れて歌って。泣きすぎて甘い匂いがするホカホカの熱い塊になった娘さんを冷ますように窓のそばに立って、そうしてゆっくりと空が白んでいくのを眺めていた。いつか、必ず、この時間に戻りたくなるだろうと思った。

春に、夏に、秋に、冬に、そしてまた新しい春に、「ここに戻りたくなるだろう」の栞をたくさんたくさん挟んで、赤ちゃん期の分厚い章が終わった。
新しい章は、もっと賑やかで、もっと楽しくなる。新しい栞を丁寧に挟んでいけるように、どうか、ゆっくりゆっくり大きくなって。
お誕生日、おめでとう。